GoProは世界中で最も人気のあるアクションカメラです。
日本国内でも人気は著しく、2021年アクションカメラの国内シェアの70%を占めています。
GoProは毎年9・10月に新作を発売しています。
2022年には9月14日にGoProHERO11blackが発売されました。
毎年、iPhoneのように発売されているため、中々違いが分からないものです。
そこで今回は GoProHERO11blackの性能や値段の基本情報と前作HERO10 blackとの違いを比較していきます。
『初めてGoProを買いたい』『専門的な知識がない、どの機種を買っていいか分からない』そんな方でも分かるように基本的な情報から専門的な部分までじっくりと説明していきます。
●GoProHERO11Blackの発売日や価格などの基本情報
●GoProHERO11と前作HER10との違い
●これからGoProを買うのにおすすめの機種
2022年はGoPro HERO 11 Blackが発売
GoPro HERO11 Blackが2022年9月14日にYouTubeの公式チャンネルから発売の発表がありました。
毎年9月に新作が発売され、昨年はGoProHERO9が9月16日に発売されました。
また今回は追加で2022年10月25日にGoPro HERO11 Black Miniの発売が発表されました。
今回は毎年発売しているHEROシリーズだけでなく、よりコンパクトで軽量化したMiniにも注目が浴びています。
過去作の発売日
GoPro | 発売日 |
---|---|
GoPro HERO 10 | 2021年9月16日 |
GoPro HERO 9 | 2020年9月16日 |
GoPro MAX | 2019年10月25日 |
GoPro HERO 8 | 2019年10月1日 |
GoPro HERO 7 | 2018年9月27日 |
GoPro HERO 6 | 2017年9月29日 |
GoPro HERO11の公式価格
- GoPro HERO11 Black の商品希望価格は72,000円。
- GoPro HERO11 Black Miniの商品希望価格は48,000円。
過去作の発売時の値段
GoPro | 価格 |
---|---|
GoPro HERO 10 | 65,000円 |
GoPro HERO 9 | 64,000円 |
GoPro MAX | 61,000円 |
GoPro HERO 8 | 50,800円 |
GoPro HERO 7 | 53,460円 |
GoPro HERO 6 | 59,000円 |
GoProHERO11とHERO10の比較
それでは、GoProHERO11とHERO10を比較していきましょう。
GoProHERO11・HERO10 比較表
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
価格 | ||
発売価格 | 72,000円 | 65,000円 |
寸法・重量 | ||
寸法 | 幅71.8x高さ50.8x奥行き33.6(mm) | |
重量 (カメラ + バッテリー) | 154g | 153g |
バッテリー | 低温環境対応Enduroバッテリー付属 | 1720mAhリチウムイオンバッテリー付属 |
マイク | 3.5mmオーディオマイク入力 3マイク処理 | |
前面スクリーン | 1.4インチカラーLCD | |
背面スクリーン | リアタッチスクリーン | |
スペック(性能) | ||
プロセッサー | GP2 | |
イメージセンサー | 新型イメージセンサー | 従来イメージセンサー |
カラー | 10ビットカラー | 8ビットカラー |
レンズ画角 | HyperView、SuperView、広角、リニア、リニア + 水平ロック | SuperView、広角、リニア、リニア + 水平ロック |
写真最高画素数 | 27.13MP | 23MP |
ビデオ最高画素数 | 5.3K60fps | |
5.3K撮影 | HyperView:30.24fps SuperView60.30.24fps etc. | 広角:60.30.24fps リニア:60.30.24fps etc. |
4K撮影 | HyperView:60.30.24fps SuperView:120.60.30.24fps etc. | 広角:120.60.30.24fps SuperView:60.30.24fps etc. |
2.7K撮影 | SuperView:120.60fps 広角:240.120.60fps etc. | SuperView:120.60fps 広角:240.120.60fps etc. |
スローモーション | 最大8倍(2.7Kor1080p) | |
手振れ補正 | HyperSmooth 5.0 | HyperSmooth 4.0 |
アスペクト比 | 16:9、4:3、8:7 | 16:9、4:3 |
水深耐久性 | 10m | |
タイムワープビデオ | TimeWarp 3.0 | |
タイマー機能 | 〇 | |
タイムラプス機能 | 〇 | |
顔と笑顔の検出機能 | 〇 | |
HindSight機能 | 〇 | |
PTProtune機能 | 〇 | |
ボイスコントロール機能 | 〇 | |
Webカメラモード | 〇 | |
デュレーションキャプチャー機能 | 〇 | |
スケジュールキャプチャー機能 | 〇 | |
その他 | ||
GPS機能 | 〇 | |
Wi-Fi + Bluetooth | 〇 | |
Quikアプリへの接続 | 〇 | |
出力 | HDMI出力 |
比較① 価格
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
発売価格 | 72,000円 | 65,000円 |
通販価格 | 70,000円 | 60,000円 |
公式サイトの価格はGoProHERO11が72,000円、HERO10が65,000円です。
HERO10は発売して1年経過したため価格が少し値下がりしています。
比較② 外観・サイズ・寸法
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
寸法 | 幅71.8x高さ50.8x奥行き33.6(mm) | |
重量 (カメラ + バッテリー) | 未記載 | 153g |
バッテリー | 低温環境対応Enduroバッテリー付属 | 1720mAhリチウムイオンバッテリー付属 |
マイク | 3.5mmオーディオマイク入力 3マイク処理 | |
前面スクリーン | 1.4インチカラーLCD | |
背面スクリーン | リアタッチスクリーン |
サイズ・寸法
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
寸法 | 幅71.8x高さ50.8x奥行き33.6(mm) | |
重量 (カメラ + バッテリー) | 154g | 153g |
マイク | 3.5mmオーディオマイク入力 3マイク処理 | |
前面スクリーン | 1.4インチカラーLCD | |
背面スクリーン | リアタッチスクリーン |
GoProHERO11と10のサイズや重量に変動はありませんでした。
どちらも、背面スクリーンはタッチモニターで、全面には1.4インチの小型モニターが搭載されています。
バッテリー
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
バッテリー | 低温環境対応Enduroバッテリー付属 | 1720mAhリチウムイオンバッテリー付属 |
付属のバッテリーがHERO11は低温環境対応Enduroバッテリー、HERO10は1720mAhリチウムイオンバッテリーです。
低温環境対応Enduroバッテリーは従来より常温環境で最大38%撮影時間が長くなり、低温環境下での撮影時間も増加しました。
このバッテリーはHERO10でも使用できますが、付属するのはHERO11です。
比較③ プロセッサー
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
プロセッサー | GP2 |
機械の核となるプロセッサー、GoProHERO10でGP1からGP2に向上し、HERO11では同様のプロセッサーが搭載されています。
比較④ イメージセンサー
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
イメージセンサー | 新型イメージセンサー | 従来イメージセンサー |
写真最高画素数 | 27.13MP | 23MP |
アスペクト比 | 16:9、4:3、8:7 | 16:9 |
カメラレンズのイメージセンサーがHERO10の従来のイメージセンサーからHERO11でイメージセンサーが大きくなりました。
最高画素数はHERO10の2300万画素から、HERO11の2713万画素まで向上しました。
また新型のイメージセンサーが8:7のアスペクト比であり、従来の16:9に加えてHERO11では4:3と8:7を選択することができます。
比較⑤ 手振れ補正機能
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
手振れ補正 | HyperSmooth 5.0 | HyperSmooth 4.0 |
GoProといえば手振れ補正機能です。
GoProには「HyperSmooth」という強力な手振れ機能があります。
毎年アップグレードされていますが、HERO11ではHyperSmooth5.0に進化しました。
2021年にGoProのHyperSmooth機能がエミー賞のテクノロジー&エンジニアリング部門で受賞しました。
比較⑥ カラー
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
カラー | 10ビットカラー | 8ビットカラー |
HERO11では8ビットカラーから10ビットカラーに向上しました。
8ビットカラーと10ビットカラーの違いは、8ビットカラーが約1677万色に対して、10ビットカラーは約10億7374万色と色数が豊かになり、より細かい色味を再現することができるようになりました。
比較⑦ レンズ画角
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
レンズ画角 | HyperView、SuperView、広角、リニア、リニア + 水平ロック | SuperView、広角、リニア、リニア + 水平ロック |
GoProは数多くの画角設定が可能ですが、魅力的なのが広角域の撮影です。
HERO11ではより広角域のHyperViewが新搭載されました。
画角35㎜換算 | |
---|---|
HyperView | 12㎜ |
SuperView | 16㎜ |
広角 | 16~34㎜ |
リニア | 19~39㎜ |
挟角 | 27㎜ |
GoProを35㎜換算した場合は従来の一番広角であったSuperViewの16㎜に比べより広角になったHyperViewは12㎜と超広角域のレンズが搭載されました。
比較⑧ 水深耐久性
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
水深耐久性 | 10m |
GoProの強みは水中や水場で撮影ができることです。
深水時の耐久性はGoProHERO10から変わらず、深水10mです。
比較⑨ 動画性能
HERO11 | HERO10 | |
---|---|---|
5.3K撮影 | HyperView:30.24fps SuperView:60.30.24fps 広角:60.30.24fps リニア:60.30.24fps | 広角:60.30.24fps リニア:60.30.24fps |
4K撮影 | HyperView:60.30.24fps SuperView:120.60.30.24fps 広角:120.60.30.24fps リニア:120.60.30.24fps | SuperView:60.30.24fps 広角:120.60.30.24fps リニア:120.60.30.24fps |
2.7K撮影 | SuperView:120.60fps 広角:240.120.60fps リニア:240.120.60fps | SuperView:120.60fps 広角:240.120.60fps リニア:240.120.60fps |
1080p撮影 | SuperView:120.60.30.24fps 広角:240.120.60.30.24fps リニア:240.120.60.30.24fps | SuperView:120.60.30.24fps 広角:240.120.60.30.24fps リニア:240.120.60.30.24fps |
スローモーション | 8倍スローモーション(1080p) |
HERO10と11の動画の撮影画質に大きな変化はありませんでした。
変更点としては、新しく搭載されたHyperView機能の撮影が5.3Kと4Kで可能となりました。
また、SuperViewの4Kで120fpsの撮影が可能となりました。
まとめ・変更点
- GoProHERO11が2022年9月14日に発売。
- 外観、サイズに大きな変更点はなし。
- 付属バッテリーが低温環境対応Enduroバッテリーへ変更。
- イメージセンサーが新搭載され、最高画素数の向上や8:7のアスペクト比変更可能に。
- 手振れ機能がHyperSmooth5へ進化。
- ビットカラーが10ビットへ変更し10億色まで表現可能。
- 35㎜換算12㎜の画角HyperViewが新搭載、より広角な写真や動画撮影が可能に。
- また、SuperView機能で4K撮影120fpsまで撮影可能に。