α7Ⅳを購入したら最初にするべき本体設定

α7Ⅳは2021年12月に発売された、Sonyの最新ミラーレスカメラです。

カメラの設定専門用語が多く、細かく項目が分かれているため、全てを理解するのは困難です。

そこで今回はα7Ⅳを購入した際に最初に設定するべきこと、おすすめマイメニュー項目を紹介していきます。

α7Ⅳの初期設定

α7Ⅳの初期設定は『MENU』ボタンを押すと設定が開きます。

  1. 撮影
  2. 露出/色
  3. フォーカス
  4. 再生
  5. ネットワーク
  6. セットアップ
  7. マイメニュー

の7つの項目があります。

ひとつずつ、特に優先度の高い項目とおすすめの項目を紹介していきます。

① 撮影

撮影おすすめ設定
⑴画質
JPEG/HEIF変換JPEG
画質/画像サイズ設定
ファイル形式 RAW+J
JPEG
RAW記録方式非圧縮
JPEG画質X.FINE
JPEG画質サイズ33M L:33M
アスペクト比3:2
1:1
16:9
記録方式各自で選択
動画設定各自で選択
長秒時ノイズ低減
高感度ノイズ低減標準
レンズ補正各種:オート
⑵メディア
フォーマット極力触らない
記録メディア設定各自で選択
⑶ファイル
ファイル/フォルダー設定
ファイル番号連番
フォルダー形式日付形式
⑹ドライブモード
インターバル撮影機能各自で選択
⑺シャッター/サイレント
サイレントモード設定 適材適所で入
カードなしレリーズ禁止
レンズなしレリーズオールドレンズ使用時:入
⑻手振れ補正
⑽撮影画面表示
グリッドライン表示
グリッドラインの種類3分割
表にある数字項目はα7Ⅳの設定数値を参考、初期設定が必要のない項目は未記入

最初は一番初期設定が多い「撮影」から、各数字ごとに初期設定を紹介していきます。

⑴ 撮影

撮影おすすめ設定
JPEG/HEIF変換 JPEG
画質/画像サイズ設定
ファイル形式RAW+J
JPEG
RAW記録方式ロスレス圧縮RAW
JPEG画質 JPEGのみ保存:X.FINE
RAW+J:スタンダード
JPEG画質サイズ29M L:29M
アスペクト比3:2
1:1
16:9
記録方式各自で選択
動画設定各自で選択
長秒時ノイズ低減
高感度ノイズ低減標準
レンズ補正各種:オート

静止画のファイル形式はJPEGが主流のため、JPEGを選択します。

RAW現像をする場合はJPEGだけでなく、RAWでも保存するようにしましょう。

RAWファイルはJPEGよりも容量が大きく、RAW現像しないのであれば、JPEGだけで問題ありません。

JPEGの画質はJPEGだけで保存する場合は最上位画質のX.FINE、JPEGとRAWで保存する場合はRAWで編集する前提なのでスタンダードでも構いません。

サイズもJPEGのみはL、JPEGとRAWで保存する際はSでも問題ないです。

そこまで、高画質を求めない方は下位の画質やサイズでも良いです。

アスペクト比は基本的に静止画は3:2が多いですが、SNSメディアによって変更するのも良いです。

3:2以外では、Instagramで使用する1:1、動画撮影はYouTubeサイズの16:9もおすすめです。

動画撮影の画質やフレームレートは適材適所で選択するため、初期設定はいりません。

その他のノイズ低減やレンズ補正は入れておきましょう。

⑵ メディア

撮影設定
フォーマット極力触らない
記録メディア設定各自で選択

フォーマットとはSDカードの記録を初期化することです。

データを消したい時に使用するのは問題ありませんが、撮影したデータがある場合は極力触らないようにしましょう。

記録メディアの設定はお好みの設定で大丈夫です。

α7Ⅳはダブルスロットなので、2つのSDカードを入れる場合は両方のSDカードに記録したり、静止画と動画を分けて保存することもおすすめです。

⑶ファイル

撮影設定
ファイル/フォルダー設定
ファイル番号連番
フォルダー形式日付形式

SDカードに保存する際にフォルダーを作成しますが、標準形式と日付形式があります。

個人的には日付でフォルダーを分けた方が管理が楽なのと、何年何月何日に撮影したのかが、直ぐわかるのでおすすめです。

⑺ シャッター/サイレント

撮影設定
サイレントモード設定適材適所で入
カードなしレリーズ禁止
レンズなしレリーズ オールドレンズ使用時:入

サイレントモードはシャッター音を消すことができます。

静粛な撮影環境ではサイレントモードを「入」にすることをおすすめします。

カードなしレリーズはSDカードが入っていない、残量がない場合でも試し撮りでシャターが切れる状態のことを指します。

SDカードが入ってない場合や残量がない場合はモニターに表示されますが、試し撮りは必要ないので「禁止」に設定しましょう。

レンズなしレリーズはオールドレンズを使用する際は「入」にしていないとシャッターが切れないので、オールドレンズを使用する際は「入」にしておきましょう。

⑻ 手振れ補正

撮影設定
手振れ補正

手振れ補正は基本的に「入」にしておいてください。

レンズに手振れ補正のスイッチがある場合は、レンズのスイッチ操作で切り替えが可能です。

手振れ補正の焦点距離もレンズ側の操作で変更可能なため、初期設定では変更なしで大丈夫です。

三脚を使用する際は手振れ補正の誤作動の可能性があるため、手振れ補正は「切」に。

⑽ 撮影画面表示

撮影設定
グリッドライン表示
グリッドラインの種類3分割

グリッドラインは被写体の構図を作成する上で、目印として活用できます。

その中でも、3分割法は使用頻度が高い万能な構図です。

グリッド線があることで、ファインダーや液晶モニターが見にくいと思う方もいるかもしれませんが、基本的には3分割のグリッド線がおすすめです。

② 露出/色

露出/色おすすめ設定
⑶測光モードマルチ、撮影環境で適宜変更
⑺ゼブラ表示お好みで入
表にある数字項目はα7Ⅳの設定数値を参考、初期設定が必要のない項目は未記入

⑶ 測光モード

露出/色設定
測光モードマルチ、撮影環境で適宜変更

測光モードはボディ内で光の露出量を自動で設定するモードです。

基本的には画面全体を複数分割し、各エリアごとで適切な光量を設定する「マルチ」モードがおすすめです。

その他には中央に重点を置きながら、測光する「中央重点」、画面内の特定の場所を部分的に観測したいときに適している「スポット」など適材適所で変更すると写真の印象が変わるかもしれません。

 

⑺ ゼブラ表示

露出/色設定
ゼブラ表示お好みで入

ゼブラ表示とは光量が多い場所は白とびする場所を観測し、シマウマのような模様で表示してくれます。

これで、白とびを防ぐことができるため、役立つと思う方もいれば、ゼブラ表示されることでファインダーやモニターが見にくいと思う方もいます。

一度、試して合わなければ設定を外すことをおすすめします。

③フォーカス

フォーカスおすすめ設定
⑵フォーカスエリアワイド
スポット
拡張スポット
⑶顔/瞳AF
AF時の顔/瞳優先
顔/瞳検出対象人物、動物、鳥
⑷ピント補助
MF時自動ピント拡大
ピント拡大時間2秒or5秒
⑸ピーキング表示
表にある数字項目はα7Ⅳの設定数値を参考、初期設定が必要のない項目は未記入

⑵フォーカスエリア

フォーカスおすすめ設定
フォーカスエリアワイド
スポット
拡張スポット

フォーカスエリアはピント合わせてフォーカス位置を変更できます。

「ワイド」はモニター全体を広範囲、自動ピントを合わせます。

「スポット」はモニター上の好きな所に、狭いエリアでもピントを調整して合わせることができます。

スポットはS,M,Lサイズあり、大きさを変更できます。

「拡張スポット」はスポットで選んだピントが合わなかった場合、周辺のフォーカスエリアを使用して自動でピントを合わせてくれる機能です。

瞬間的な写真やカメラを始めたばかりは「ワイド」、こだわった写真を撮影したい場合は「スポット」or「拡張スポット」を選択することをおすすめします。

⑶顔/瞳AF

フォーカスおすすめ設定
顔/瞳AF
AF時の顔/瞳優先
顔/瞳検出対象人物、動物、鳥

顔/瞳AFはAF時に顔、瞳を検出した際にフォーカスを優先させる機能です。

人物を撮影する際は設定しておきましょう。

顔/瞳検出の対象を人物、動物、鳥から選択することができます。

被写体に合わせて選択するようにしましょう。

⑷ ピント補助

フォーカスおすすめ設定
ピント補助
MF時自動ピント拡大
ピント拡大時間2秒or5秒

MF時自動ピント拡大はマニュアルフォーカスに自動でピント拡大されます。

マニュアル時にフォーカスエリアのピントが合っているかを確認するために、拡大することをおすすめします。

拡大時間は無制限の場合、その他の画像が見えにくくなるため、2秒もしくは5秒間に調整すると良いです。

⑸ ピーキング表示

フォーカスおすすめ設定
ピーキング表示

ピーキング表示はピントが合った部分の輪郭を強調表示する機能です。

目視で分かりにくいこともあるので、表示される機能は便利です。

④再生

再生おすすめ設定
⑷削除
2度押しで削除無効

2度押しで削除機能は画像や動画を削除する際にゴミ箱ボタンを2度押しすると削除できる機能です。

ショートカットにはなりますが、誤って押した際に削除されてしまうので個人的にはおすすめできません。

⑤ネットワーク

ネットワークおすすめ設定
⑴スマートフォン接続機能スマートフォン登録

初期設定ではスマートフォンの登録だけ行っておけば問題ないと思います。

⑥セットアップ

セットアップおすすめ設定
⑴エリア/日時設定
⑶操作カスタマイズ
カスタムキー/ダイアル設定別記事で紹介
⑷ダイアルカスタマイズ別記事で紹介
⑹ファインダー/モニター
モニター明るさマニュアル
ファインダー明るさマニュアル
表示画面高画質

⑴エリア/日時

セットアップおすすめ設定
エリア/日時設定

日時は最初に設定しておきましょう。

⑶操作カスタマイズ ⑷ダイアルカスタマイズ

セットアップおすすめ設定
⑶操作カスタマイズ
カスタムキー/ダイアル設定別記事で紹介
⑷ダイアルカスタマイズ別記事で紹介

操作カスタマイズのカスタムキー、ダイアルキーの設定は別記事で紹介しています。

気になる方は↓の記事から参照してください。

⑹ファインダー/モニター

セットアップおすすめ設定
ファインダー/モニター
モニター明るさマニュアル
ファインダー明るさマニュアル
表示画面高画質

ファインダー/モニターの明るさはマニュアルで固定することをおすすめします。

オートにした場合、撮影時の露出量の変化がモニターもしくはファインダーの変化で感覚的にズレてしまう可能性があります。

私はマニュアルで最大光量にしています。

画面表示は高画質をおすすめします。画像を確認する際はできるだけ画質の良い写真で確認した方が良いです。

高画質や光量が高いと充電の消耗が速くなるため注意が必要です。

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