デジタルカメラを買うならSONYを選択する理由、歴史・近年の市場をデータに基づいて解説

デジタルカメラを買うなら『CanonやNikonを選んでおけば間違いない。』そんな考え方は少し古いかもしれません。

近年は、CanonやNikon以外にも他社メーカーの売り上げや注目が高まっています。

その中でも、SONYは特に勢いがあります。

僕自身、2019年にSONYのハンディカムカメラ、2020年8月にミラーレスカメラα6400を購入しました。

今後、カメラを始める方・プロカメラマンを目指す方にはSONYのカメラを購入することをおすすめします。

そこで今回は、なぜSONYのミラーレスカメラを選ぶのか、近年の市場データに基づいて解説していきます。

一眼レフカメラとミラーレスカメラの売り上げ

まずはじめに、

デジタルカメラの中で特に人気が高いのが一眼レフカメラミラーレスカメラです。

10年前はデジタルカメラ=一眼レフカメラであり、それほどに一眼レフカメラ1強の時代でした。

しかし、数年前からミラーレスカメラの人気が徐々に高まり、

2020年のデジタルカメラ売り上げ台数は

一眼レフカメラ:237万台

ミラーレスカメラ:293万台

2020年、はじめてミラーレスカメラの売り上げが一眼レフカメラの売り上げを超えました。

また国内、海外ともに一眼レフカメラの売り上げを超えています。

現在のミラーレスカメラの人気を考えると、今後はミラーレスカメラが主流になるかもしれません。

2021年:Nikonが一眼レフカメラの国内生産を終了

2021年最新のニュースでは

2021年4月7日、Nikonが一眼レフカメラの本体の国内生産を年内で終了することが発表されました。

今後はタイの主力工場に移行するようです。

国内生産が終了する理由は

・スマートフォンのカメラ性能の向上

・ミラーレスカメラの人気が向上、一眼レフカメラの人気低下

よくメディアで、Nikonは一眼レフカメラからミラーレスカメラに舵を切るのが他社メーカーに比べ遅かったと言われています。

2021年3月の決済では420億年の赤字であり、それに伴い事業の縮小化を図るため、国内生産の終了に踏み切ったかもしれません。

一眼レフカメラのシェア率

2016年2017年2018年2019年2020年2021年
Canon56.2%63.3%61.1%57.4%56.3%51.9%
Nikon36.7%31.6%34.4%39.9%41.1%44.8%

まずは一眼レフカメラのシェア率をBCNランキングを参考にして紹介していきます。

一般的に一眼レフカメラはCanonもしくはNikonのイメージが強いと思う方が多いのではないでしょうか。

2016年から2021年まで6年間、全体の95%CanonとNikonが占めており、2強であることが分かります。

BCNランキングとは…

全国の家電量販店やAmazonなどのECサイトからのデータを基にランキングを作成しているサイト。データ提供店はAmazon、ビックカメラ、楽天、コジマ電気、ケーズデンキ、上新電機など有名会社多数。

ミラーレスカメラのシェア率

2016年2017年2018年2019年2020年2021年
SONY24.8%17.9%20.2%22.7%25.9%27.4%
Canon13.6%18.5%21.3%31.9%30.9%23.8%
OLYMPUS34.5%26.8%27.7%23.5%23.4%23.3%

一方、ミラーレスカメラはここ6年間、SONY、CANON、OLYMPUSの3社が人気が高く、シェア率も高いです。

2008年9月に世界で初めてミラーレスカメラを発売したのはパナソニックです。

続いて2009年にOLYMPUSが「PEN E-P1」を発表しました。

2社に続いてSONYが2010年5月に「NEX-5」「NEX-3」の2モデルを発表しました。

2016年~2018年までは早期にミラーレスカメラに開発、参入したことによりOLYMPUSが他社メーカーよりも高い状態でした。

特に2016年12月に登場したオリンパス「OM-D E-M1 Mark II」は今までの性能なら一眼レフカメラ、手軽さのミラーレスカメラを払拭した高性能のカメラが発売され、それもシェア率に影響しているでしょう。

ミラーレスカメラ参入に送れたCANONは2017、2018年頃から本腰を入れ、それまで指摘されていたAF機能を改善した「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載し、高速オートフォーカスを実現しました。

次々に「M5」「M6」「M100」を発売し、特に一眼レフブランドのKissシリーズが遂にミラーレス化して「Kiss M」となり、2019年、2020年はOLYMPUSを急激に抜きシャア率一位を獲得しました。

一方、SONYは2016年こそは24.8%とシェア率が高かったが、2017年はシェア率が低下しました。

1年ごとに徐々に増加し2021年には念願のシェア率1位となりました。

SONYのシャア率が増加した理由

最後にSONYがシェア率が一位になった理由、おすすめする理由を紹介していきます。

世界初のフルサイズミラーレスカメラの発売 『α7』

ミラーレスカメラを始めて発売したのはパナソニックで、SONYはミラーレスカメラ市場の参入に少し出遅れました。

2013年、SONYは世界で初めてフルサイズのミラーレスカメラを開発し、『α7』を発売しました。

2013年23.3%だったシェア率を2014年26.5%、2015年34.3%まで伸ばし、出遅れたミラーレスカメラ市場の先頭に立ちました。

絶大的な人気のα7Ⅲ

2016年以降は他社メーカーの追走に遭いますが、

2018年、SONYから中級者、上級者向けのボディとして『α7Ⅲ』を発売しました。

『α7Ⅲ』の人気は絶大で、発売当時約24万円にも関わらず、同時期に発売したCanonの「Kiss M」を上回る人気で、生産が追い付かない程でした。

現在でもボディの売り上げトップ10に入るほどの人気です。

2020年10月23日には世界最小、最軽量のフルサイズミラーレスカメラ『α7c』を発売し、Vーlog専用機として手軽さと高性能を兼ね備えた機として人気を集めています。

APS-Cなら断トツで人気『α6400』

先ほどまではSONYのフルサイズカメラについて話してきましたが、

ミラーレスカメラのAPS-C機の中でも特に人気なのがSONY『α6400』です。

SONYの『α7シリーズ』はフルサイズのミラーレスカメラで、『α6000シリーズ』はAPS-C機のミラーレスカメラのシリーズ展開しています。

『α6400シリーズ』の中でも人気があるのが『α6400』です。

『α6400』は2019年2月に発売され、発売当初から人気が高く、2021年のSONYのシェア率が27.4%で一位に躍り出たのは現時点でもα6400の人気が高いことが要因に挙げられます。

メーカーシリーズ
1位SONYα6400
2位CanonEOS Kiss M
3位CanonEOS Kiss M2
4位富士フィルムX-A5
5位SONYα7c
6位OLYMPUSPEN E-PL10
7位富士フィルムX-S10
8位SONYα6000
9位富士フィルムX-E4
10位SONYα7Ⅲ
引用:BCNランキング

2021年3月のシリーズ別の販売台数ランキングでは前月同様に1位でした。

また、α7c・α7Ⅲもランキングしており、幅広い機種の人気が高いことが分かります。

まとめ

・2020年、初めてミラーレスカメラの総売り上げが一眼レフカメラを超えて、今後はミラーレスカメラの時代が来ることが予想される。

・一眼レフカメラはCanon、Nikonの2強だが、ミラーレスカメラはSONY、OLYMPUS、Canonが人気である。

・2021年のミラーレスカメラはSONYが一番高い。

・SONY人気は世界で初めてフルサイズミラーレスカメラを開発したことを筆頭に、α7Ⅲやα6400など人気の機種が豊富であり、今後とも注目である。

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