SONYからフルサイズミラーレスカメラ『α7Ⅳ』が2021年12月17日に発売されました。
『α7Ⅳ』は2018年に発売されたα7Ⅲの後続機種として発売され、期待や注目度も高い機種です。
そこで今回は、α7Ⅳの開封レビュー、基本情報や詳細情報、実際に使用した作例紹介をしていきます。
少しでも、α7Ⅳの購入を検討している方のお役に立てればと思います。
- α7Ⅳの基本情報
- 開封レビュー
- α7Ⅳの外観・性能(スペック)情報
- 作例紹介
α7Ⅳの基本情報
基本情報 | α7Ⅳ |
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発売日 | 2021年12月17日 |
メーカー商品希望価格 | 約33万円 |
最新価格 | 約30万円 |
レンズマウント | Eマウント |
撮像素子 | 35㎜フルサイズ |
『α7Ⅳ』は2018年3月に発売されたα7Ⅲの後続機種として2021年12月17日に発売されました。
メーカー希望価格は約33万円、各通販サイトは約30万円の販売でした。
発売当日から公式サイトやAmazon・楽天などのネットショッピングでは完売でした。
ビックカメラ・ヨドバシカメラ・カメラのキタムラ・フジヤカメラ・マップカメラの5社では2021年12月、2022年1月の売り上げ1位でした。
開封レビュー
それでは早速開封レビューを行ってきます(^▽^)/。
30万以上の買い物は勇気が要りました。
購入して手元に届いたときは気分が高揚しますよね。
12月21日、早めのサンタクロースからのプレゼント!!
超高級感のあるカメラボディと包装
まず、段ボールから高級感のある包装。
カメラボディや充電ケーブルは紙袋で包まれていました。
2020年に約10万のα6400を購入したときに比べ、金額通りの期待の裏切らない高級感。
公式サイトで確認すると環境に配慮し、プラスチックを削減したリサイクル可能な材料で設計されているとのこと。
ボディは高級感のある、マグネシウム合金を採用しています。
光沢のある、シンプルでかっこいいボディ。
35㎜フルサイズカメラ。
SONYの最上位機種のα1で採用された、電源OFF時にシャッターを閉じる機能を受け継いでいますが、最初はシャッター開いていました。
付属品
- カメラボディ(キャップ付き)
- ACアダプター(コンセント)
- リチャージャブルバッテリーパックNP-FZ100
- USBtype-Cケーブル
- ショルダーストラップ
- スタートガイド
- 保証書
付属品はカメラボディを合わせて7つ。
一番、嬉しかったのはショルダーストラップです。
ボディが少し重い分、頑丈に作られていてスタイリッシュ。
同時に購入したアクセサリー
α7Ⅳと同時にα7Ⅳで必要なアクセサリーや撮影の幅を広げれるアクセサリーを購入しました。
- 液晶保護フィルム
- 標準ズームレンズSIGMA 24-70㎜ F2.8 DG DN
- レンズフィルム
- 予備バッテリー(リチャージャブルバッテリーパックNP-FZ100)
- バッテーリーチャージャー
α7Ⅳに限らず、デジタルカメラはレンズやアクセサリーで撮影の幅が変わりますよね。
カメラの購入を決めたら、レンズを何にするか、アクセサリーはどれを買うか、いろいろ悩んでいる時間が楽しいですよね。
元々、α6400を持っていたため、併合して使用できるものは購入していません。
外観・性能(スペック)
外観
α7Ⅳ | |
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重量(本体のみ) | 約573g |
重量(バッテリー+メモリカード) | 約658g |
外形寸法 | 約131.3×96.4×79.8mm |
モニター可動方式 | バリアングル |
メニュータッチ機能 | ○ |
シャッター閉鎖機能 | ○ |
寸法・重量
α7Ⅳ | |
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重量(本体のみ) | 約573g |
重量(バッテリー+メモリカード) | 約658g |
外形寸法 | 約131.3×96.4×79.8mm |
α7Ⅳの外形寸法は約131.3×96.4x79.8mmで重量はバッテーリーとボディ合わせて約658gです。
α7Ⅲから殆ど重量は変わらず、さらに防塵・防滴に配慮し、軽量かつ剛性の高いマグネシウム合金を採用。高い堅牢性と軽量化を両立しています。
私はα7Ⅳを購入するまで、α6400を愛用していました。
α6400はAPS-Cで重量359gで外寸5.9x12x6.6cmです。
やはりフルサイズとAPS-Cでは一回り大きく、重量も重いですね。
それ以上に性能面で魅力的なα7Ⅳを購入しました。
全体的に大きいですね。
α6400はグリップ部分の奥行きが少ないため、手に馴染みにくいのが懸念点でした。
α7Ⅳのグリップ部分は奥行が十分にあり、人指し指ぐらいには窪みがあり持ちやすい形状になっています。
液晶タッチモニター
α7Ⅳ | |
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モニター可動方式 | バリアングル |
メニュータッチ機能 | ○ |
シャッター閉鎖機能 | ○ |
α7Ⅳから液晶タッチモニターの可動式は、チルト機能からバリアングル機能に変更されました。
横方向に176度、上方向180度、下方向90度と自在に可動するバリアングル機構です。
それにより、ロー・ハイポジションを変更しても撮影がしやすくなりました。
液晶タッチモニターは、今まで十字キーでしか動かなかったメニューが液晶タッチモニターで操作可能となりました。
また、撮影時はモニターのレスポンスが向上し、タッチフォーカス性能も向上しました。
操作ダイヤル
α7Ⅲから操作ダイヤルが変更しました。
α7Ⅳは写真撮影だけでなく、動画撮影機としてもアップグレードされたため、操作ダイヤルが2段階式になり、静止画と動画の変更が簡単にできるようになりました。
シャッター閉鎖機能
α7Ⅳからの新機能に電源がOFFにするときにシャッターが閉じる機能が追加されました。
これにより、レンズを外す際にイメージセンサーにゴミやホコリが付着しにくくなります。
個人的にはかなり注目している機能の追加でした。
交換レンズ式のカメラを持っている方なら共感できるのではないでしょうか。
性能(スペック)
カメラ性能 | α7Ⅳ |
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画像処理エンジン | BIONS XR |
カメラ有効画素数 | 約3300万画素 |
総画素数 | 約3410万画素 |
シャッター速度範囲 | 静止画撮影時: 1/8000-30秒 バルブ、動画撮影時: 1/8000-1/4秒 |
検出方式 | ファストハイブリッドAF |
検出素子 | ExmorR CMOS センサー |
測距点数 | 759点 |
瞳AF | ○ 静止画、動画:人物・動物の左右の瞳選択可能 |
連写速度 | 最大約10コマ/秒 |
ISO感度(推奨露光指数) | 静止画:ISO100-51200 動画:ISO100-51200 |
総ドット数 | ファインダー:3,686,400ドット 液晶モニター:1,036,800ドット |
動画記録形式 | XAVC S XAVC S-I XAVC HS 4:2:2 10bit |
4K撮影 | 60p UHD ~600Mbps |
クロップ | 4K 30p なし 4K 60p S35 |
手ブレ補正機能 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 5.5段 |
使用温度範囲 | 0 – 40°C |
その他 | |
USB-C | USB 3.1 Gen2 |
Wi-Fi | 5GHz対応 |
画像処理エンジン
α7Ⅳ | |
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画像処理エンジン | BIONS XR |
α7Ⅳでは最新の画像処理エンジンを採用しています。
上位モデルであるα1やα7sⅢに搭載された最新の画像処理エンジン「BIONZ XR」採用しています。
従来のα7Ⅲが搭載している「BIONZ X」の最大約8倍の高速処理が可能となりました。
イメージセンサー・画素数
α7Ⅳ | |
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カメラ有効画素数 | 約3300万画素 |
総画素数 | 約3410万画素 |
検出素子 | ExmorR CMOS センサー |
α7Ⅲの約2420万画素から、α7Ⅳは有効画素数が約3300万画素まで向上しました。
フォーカス機能
α7Ⅳ | |
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検出方式 | ファストハイブリッドAF |
測距点数 | 759点 |
瞳AF | ○ 静止画、動画:人物・動物の左右の瞳選択可能 |
オートフォーカスの検出範囲としてイメージセンサーの撮影領域の約94%に配置されており、α7Ⅲの693点から増加し、759点の測距点数が配置されています。
測距点数は最上位モデルであるα1と同等の選択範囲が可能です。
高速性と追随性に優れた位相差AFと高精度なコントラストAFを併用するファストハイブリッドAFシステムがさらに進化されました。
α7 IIIより多く配置された像面位相差測距点から読み出した信号をBIONZ XRで高速に処理が可能となりました。
「リアルタイムトラッキング」を搭載し、動く被写体を指定してシャッターボタンを半押しするだけでAIで自動追尾し、いつシャッターを切ってもフォーカスが合う機能が搭載されています。
瞳AF機能は新画像処理エンジンBIONZ XRにより、検出能力がさらに向上しています。
人物、動物、鳥の自動追尾はもちろん、左右の目を選択して追尾することが可能となりました。
また、αシリーズで初めて動画撮影時の鳥のリアルタイム瞳AF機能が対応となりました。
連写速度
α7Ⅳ | |
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連写速度 | 最大約10コマ/秒 |
連写速度は最大10コマ/秒と連写速度に変更ありませんでした。
ISO感度
α7Ⅳ | |
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ISO感度(推奨露光指数) | 静止画:ISO100-51200 動画:ISO100-51200 |
常用ISO感度は100-51200(静止画、動画共通。静止画拡張時50-204800、動画拡張時100-102400)。
すべての感度域で適切にノイズを低減させ、幅広いダイナミックレンジを実現しています。
手ブレ補正
α7Ⅳ | |
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手ブレ補正機能 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 5.5段 |
α7Ⅲでは補正効果が5.0段方式でしたが5.5段の補正効果を実現し、上位モデルに搭載されている高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載されました
動画性能
カメラ性能 | α7Ⅳ |
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測距点数 | 759点 |
瞳AF | ○ 静止画、動画:人物・動物の左右の瞳選択可能 |
ISO感度(推奨露光指数) | 静止画:ISO100-51200 動画:ISO100-51200 |
総ドット数 | ファインダー:3,686,400ドット 液晶モニター:1,036,800ドット |
動画記録形式 | XAVC S XAVC S-I XAVC HS 4:2:2 10bit |
4K撮影 | 60p UHD ~600Mbps |
クロップ | 4K 30p なし 4K 60p S35 |
手ブレ補正機能 | イメージセンサーシフト方式5軸補正 |
補正効果 | 5.5段 |
α7Ⅳで大きく変化したのは動画性能です。
ダイアル部分が静止画、動画の変更が直ぐできるようになった様に、写真・動画の両立機としてα7Ⅳは躍進しました。
4K動画は4K60pの動画記録が可能になり、動きの速い被写体でも、自然でなめらかな映像を記録できるようになりました。
さらに、この高解像4K記録に、α7 IVの優れたAF性能、階調・色再現性を組み合わせることでより高画質の動画を撮影することが可能となりました。
4K(QFHD:3840 × 2160)映像に必要な画素数の約3.3倍(7K相当)の豊富な情報量を凝縮して4K映像を出力するため、細部まで高画質な動画を撮影できます。
また、進化した手ブレ補正や新画像処理エンジンBIONZ XRが、手ブレ量を高精度に検出し光学的に補正することで、圧倒的に安定した動画撮影が可能になりました。
α7Ⅳで初めて、動画撮影時の動物や鳥のリアルタイム瞳AFに対応しました。
静止画撮影時と同様に、あらかじめ検出対象を動物もしくは鳥に設定しておくことで、動きのある動物や飛んでいる鳥、止まっている動物や鳥の瞳を高速・高精度に自動検出し、追随します。
作例紹介
作例で使用したレンズは「標準ズームレンズのSIGMA24-70㎜F2.8DGDN」です。