GoProHERO10とHERO9徹底比較、値段や性能の違い、購入におすすめはHERO10

GoProは世界中で人気のアクションカメラです。

世界中にファンがいて、公式YouTubeの登録者は1000万人を超えています。

世界100ヵ国以上で2,600万台を超える売り上げを出しています。

日本国内でも人気は著しく、2021年アクションカメラの国内シェアの70%を占めています。

GoProは毎年9・10月に新作を発売しています。

2021年には9月16日にGoProHERO10blackが発売されました。

毎年、iPhoneのように発売されているため、中々違いが分からないものです。

そこで今回は GoProHERO10blackの性能や値段の基本情報と前作HERO9 blackとの違いを比較していきます。

『初めてGoProを買いたい』『専門的な知識がない、どの機種を買っていいか分からない』そんな方でも分かるように基本的な情報から専門的な部分までじっくりと説明していきます。

ちなみに私もどちらを購入するか悩んでいます。なので自分自身が比較したいためにこの記事を作成しました(笑)

本記事を読んで分かること

●GoProHERO10Blackの価格や性能などの基本情報

●GoProHERO10と前作HERO9との違い

●これからGoProを買うのにおすすめの機種

GoPro HERO10、2021年9月16日に発売決定!!

GoPro HERO10Blackが2021年9月16日に発売されることが発表されました。

公式のYouTubeのliveにて当日発売が発表されました。

その後、直ぐに公式サイト・各電化製品サイト・Amazonや楽天などの通販サイトから発売開始となりました。

昨年の発売日は2020年9月16日の当日発売だったため、予想してた方も多いかと思います。

過去作の発売日

GoPro
2021年9月16日 GoPro HERO10
2020年9月16日GoPro HERO9
2019年10月25日 GoPro MAX
2019年10月1日 GoPro HERO8
2018年9月27日GoPro HERO7
2018年4月2日 GoPro HERO 2018
2018年4月2日 GoPro Fusion
2017年9月29日GoPro HERO6
2016年10月15日GoPro HERO5 session
2016年10月8日GoPro HERO5

今回比較するのは前作、2020年9月16日に発売されたGoProHERO9 black。

前作が発売され1年

GoProHERO9blackからアップグレードされた点

GoProHERO9black から変化がない点

を分かりやすく比較していきます。

GoProHERO10とHERO9の比較

早速、GoProHERO10blackとHERO9 blackを比較していきます。

GoProHERO10・HERO9 スペック早見表

GoProHERO10Black GoProHER9Black
GoPro | World's Most Versatile Cameras | Shop Now & Save
価格64,000円54,000円
外観・サイズ・寸法
サイズ 幅 71.8 x 高さ 50.8 x 奥行き 33.6 (mm) 幅 71.8 x 高さ 50.8 x 奥行き 33.6 (mm)
重量 (カメラ + バッテリー) 153g 158g
前面スクリーン1.4 インチカラー LCD (ライブプレビューおよびステータス)1.4 インチカラー LCD (ライブプレビューおよびステータス)
背面タッチスクリーン 有り 有り
microSDカードv30またはUHS-3のmicroSDカードClass 10またはUHS-1以上のmicroSD
USBポートUSB-CUSB-C
バッテリー着脱式 1720mAh リチウムイオン充電式着脱式 1720mAh リチウムイオン充電式
プロセッサ
GPGP2GP1
写真性能
写真23MP + SuperPhoto with HDR20 MP + SuperPhoto (HDR 搭載)
SuperPhoto HDR 搭載HDR 搭載
連続写真撮影無し有り
写真タイマー有り有り
RAW 形式の写真撮影すべての写真モードで可能 すべての写真モードで可能
動画画質
ビデオ5.3K605K30
100 Mbps ビット レート5.3K / 4K / 2.7K5K / 4K / 2.7K
スローモーション 8x (2.7K, 1080p) 8x (1080p)
手振れ機能
ビデオ安定化HyperSmooth 4.0HyperSmooth 3.0
水平維持機構カメラに内蔵カメラに内蔵
その他の性能
デジタルレンズ / FOV SuperView、広角、リニア、リニア + ホライゾンレベリング、狭角SuperView、広角、リニア、リニア + ホライゾンレベリング、狭角
防水性10m10m
TimeWarp ビデオ機能TimeWarp 3.0TimeWarp 3.0
タイム ラプス ビデオ機能有り 有り
ナイト ラプス ビデオ機能有り 有り
HindSight機能有り 有り
LiveBurst 機能有り 有り
スケジュールキャプチャー機能有り 有り
デュレーションキャプチャー機能有り 有り
設定プリセット / カスタム プリセット機能有り 有り
カスタマイズ可能な画面上のショートカット機能有り 有り
音声コントロール有り 有り
ライブ ストリーミング1080p 1080p
ウェブカメラモード機能有り 有り
GPS機能有り 有り
顔と笑顔の検出有り 有り
Protune有り 有り
RAW 形式の写真撮影有り 有り

①価格

価格 GoProHERO10Black GoProHER9Black
公式サイト 64,000円 54,000円
Amazon(最安値)64,000円51.900円

公式サイトではGoProHERO10が64,000円、HERO9が54,000円でした。

Amazonでも殆ど値段の比率に差はありませんでした。

GoProHERO10とHERO9では1万円の差額です。

HERO9は発売当初は64,000円だったので、1万円値下がりしています。

過去作の値段

GoPro値段
2020年9月16日GoPro HERO964,000円(税込)
2019年10月25日 GoPro MAX61,000円(税込)
2019年10月1日 GoPro HERO850,800円(税込)
2018年9月27日GoPro HERO753,460円(税込)
2018年4月2日 GoPro HERO 201829,800円(税込)
2018年4月2日 GoPro Fusion89,800円(税込)
2017年9月29日GoPro HERO659,000円(税込)
2016年10月15日GoPro HERO5 session37,800円(税込)
2016年10月8日GoPro HERO549,350円(税込)

②外観・サイズ・寸法

外観・サイズ・寸法 GoProHERO10Black GoProHER9Black
サイズ 幅 71.8 x 高さ 50.8 x 奥行き 33.6 (mm) 幅 71.8 x 高さ 50.8 x 奥行き 33.6 (mm)
重量 (カメラ + バッテリー) 153g 158g
前面スクリーン1.4 インチカラー LCD (ライブプレビューおよびステータス)1.4 インチカラー LCD (ライブプレビューおよびステータス)
背面タッチスクリーン 有り 有り
microSDカードv30またはUHS-3のmicroSDカードClass 10またはUHS-1以上のmicroSDカード
USBポートUSB-CUSB-C
バッテリー着脱式 1720mAh リチウムイオン充電式着脱式 1720mAh リチウムイオン充電式

サイズ・寸法

GoProHERO10はサイズが幅 71.8 x 高さ 50.8 x 奥行き 33.6 (mm) で重量は153ℊです。

サイズはGoProHERO9と全く変化がありません。

そのため、バッテリーやマウントなどのアクセサリーはGoProHERO9と兼用です。

外観もGoProのロゴの数字とカラーが青色に変わった程度です。

GoProHERO9から追加された前面スクリーンや背面タッチスクリーンも変わりませんでした。

重量は5ℊ軽くなっただけなので殆ど変わりないです。

microSDカード

GoProのSDカードは基本的なパソコンなどに使うSDカードではなく、スマートフォンなどに使用する小さいSDカードのmicroSDカードを使用します。

GoProHERO9までは『 Class 10またはUHS-1以上のmicroSDカード 』が規定でした。

これは一般的にフルHDのmicroSDカード(ほとんどのSDカード)が対応していました。

GoProHERO10は『 v30またはUHS-3のmicroSDカード 』に規定が変更しました。

これは一般的に4K動画が保存できるmicroSDカードです。

そのため、GoProHERO10はどんなSDカードでも対応している訳ではないので注意が必要です。

USBポート・バッテリー

GoProHERO10はUSBポートはタイプCです。HERO9と変更ありません。

また、バッテリーもGoProHERO9と変わりないです。

ちなみにバッテリーの連続撮影時間は1時間程度です。

③プロセッサ

GoProHERO10 GoProHERO9
プロセッサ(GP)GP2 GP1

GoProHERO10が1番アップグレードしたのはGPプロセッサの変更です。

GoProHERO6から搭載されていた「GP1」プロセッサからHERO10で「GP2」へ進化しました。

「GP2」 へ進化したことにより性能が大幅に向上しました。

例えば…

●動画性能の向上

●静止画像性能の向上

●手振れ補正機能の向上

●暗所のノイズ軽減

●タッチスクリーンの感度性能向上

など、性能全体が底上げされています。

詳しい機能の変更については後程紹介していきます。

【そもそもプロセッサとは!?】

・プロセッサとはコンピューターの中で、命令を実行する(プロセス)処理装置の総称のことを指します。人間で例えるならば脳、核となり情報を命令・処理する部分です。プロセッサが向上すると命令、処理する能力が向上するため、性能全体が大幅に向上することが多いです。GoProもGP1からGP2に進化したことにより、性能全体の向上に繋がりました。

④写真性能

GoProHERO10Black GoProHER9Black
写真(静止画像)性能
写真23MP + SuperPhoto with HDR20 MP + SuperPhoto (HDR 搭載)
SuperPhoto HDR 搭載HDR 搭載
連続写真撮影無し有り
写真タイマー有り有り
RAW 形式の写真撮影すべての写真モードで可能 すべての写真モードで可能

静止画像の性能はGoProHERO9は20MPGHERO10が23MPで画素数が向上しました。

カメラのセンサーサイズは変更していないため、プロセッサ性能の向上による変化です。

連続写真撮影機能が無くなりました。

これに変わる機能があるかは現在不明です。

【そもそもMPとは!?】

・MPとはM=メガ(100万)、P=ピクセル(画素)。MP=メガピクセル(100万画素)

GoProHERO9が20万画素、HERO10は23万画素です。

・そもそも、ピクセル(画素)とは…

1枚の画像が小さな点の集合体によって構成されています。その集合体が何個の点で構成されているかでピクセルは決まります。

例えば…100MP(万画素)は1枚の画像が100万個の点で構成されていること。

⑤動画性能

動画画質 GoProHERO10Black GoProHER9Black
画質5.3K、5K、4K、2.7K、1080p 5K、4K、2.7K、1440p、1080p
5.3K
狭角 60、30、24fps×
リニア 60、30、24fps ×
リニア+ホライゾンレベリング 60、30、24fps ×
広角 60、30、24fps ×
SuperView30、24fps ×
5K
狭角 30、24fps 30、24fps
リニア 30、24fps 30、24fps
リニア+ホライゾンレベリング 30、24fps 30、24fps
広角 30、24fps 30、24fps
SuperView 30、24fps 30、24fps
4K
狭角 120, 60, 30, 24 fps60, 30, 24 fps
リニア 120 , 60, 30, 24 fps 60, 30, 24 fps
リニア+ホライゾンレベリング 120 , 60, 30, 24 fps 60, 30, 24 fps
広角 120 , 60, 30, 24 fps 60, 30, 24 fps
SuperView 60 , 30, 24 fps 30, 24 fps
2.7K
狭角 240、120、60fps 120、60fps
リニア 240 、120、60fps 120、60fps
リニア+ホライゾンレベリング 240 、120、60fps 120、60fps
広角 240 、120、60fps 120、60fps
SuperView 120 、60fps 60fps
1080p
狭角 240、120、60、30、24 fps240、120、60、30、24 fps
リニア 240、120、60、30、24 fps240、120、60、30、24 fps
リニア+ホライゾンレベリング240、120、60、30、24 fps240、120、60、30、24 fps
広角 240、120、60、30、24 fps240、120、60、30、24 fps
SuperView 120、60、30、24 fps120、60、30、24 fps
スローモーション
画質 8x (2.7K, 1080p) 8x (1080p)

GoProHERO9は最大5Kの解像度HERO10は最大5.3Kの解像度までグレードアップしています。

4K動画は狭角、リニア、ホライゾンレベリング、広角は120fps、SuperViewは60fpsの撮影が可能となりました。

2.7K動画は狭角、リニア、ホライゾンレベリング、広角は240fps、SuperViewは120fpsの撮影が可能となりました。

スローモーション撮影は GoProHERO9は1080pHERO10は最大2.7Kまで解像度が向上しました

【そもそも4K・5Kとは!?】

よくテレビの画質などので4K、5Kと聞くことがあると思います。そもそも4Kや5Kは画面の解像度を表します。

解像度とは…1インチあたりの画像の密度のこと。

密度が濃ければ濃いほど細かい表現が可能となり、画質が上がります。


一般的にはフルHD、2K、4K、5Kと段階的に表現されます。

フルHDや2Kは約200万画素、4Kは約800万画素、5Kは約1,500万画素

【そもそもfpsとは!?】

fpsとは…動画は無数の画像が重なることで数秒、数分の動画になります。fps(フレームレート)とは、1秒間に何枚の画像が構成されているかを表す単位のことです。

fpsが低くければ低いほど、パラパラ漫画のようにカクカクした動画になります。

一般的に映画撮影は24fps、日本のテレビは30fps、120、240fpsはスローモーション動画に使用されることが多く、スポーツやアクションカメラ撮影時に使用されることが多いです。

手振れ機能

GoProHERO10Black GoProHERO9Black
ビデオ安定化 HyperSmooth 4.0 HyperSmooth 3.0
水平維持機構カメラに内臓 カメラに内臓

HyperSmoothは、HERO7Blackで導入された強力な電子式画像安定化機能です。

協力な安定機能でジンバルのような安定化機能でよりスムーズなビデオ撮影が可能になります。

GoProHERO9HyperSmooth3.0からHERO10でHyperSmooth4.0に強化されました。

水平維持機能が27度から45度まで大幅に強化されました。

その他の機能の変化

レンズカバー、撥水加工と強度の向上

レンズカバーの強度が向上し、より頑丈になりアクションに集中することができるようになりました。

また、撥水加工が向上したことで水や水滴を直ぐに弾けるようになりました。

モニターの画質向上

前面スクリーン、背面タッチスクリーン共に画質が向上しました。

撮影、録画した写真や動画を確認がより快適になりました。

背面タッチスクリーンの感度、操作性の向上

「GP1」から「GP2」へ向上したことによりタッチスクリーンの感度や操作性が向上しました。

以前までは感度が遅く、タイムラグにストレスを感じていたGoProユーザーも少なくないと思います。

タッチスクリーンの感度が向上したことによりスマートフォン同等の感度にアップグレードされました。

起動時間の短縮

GoProは気軽に簡単に撮影できるのがメリットの1つです。

しかし、起動時間が長いのがGoProの気軽さや簡単さに損なっていました。

GoProHERO9では起動時間約3秒に対し、HERO10では約2秒に短縮しました。

「GP1」から「GP2」へ向上したことが要因です。

暗所撮影性能の向上

「GP1」から「GP2」へ向上したことにより暗所のノイズを軽減し、動画性能が向上しました。

その他のモードに大きな変動はなし

GoProには数多くの撮影モードがあります。

GoProHERO10に新しく追加したモードはありませんでした。

要約:GoProHER10の変更点・変わらなかった点

変更点

「GP1」プロセッサから「GP2」へ進化し、性能全体が向上。

「20MP(万画素)」から「23MP」に変更し、写真性能が向上。

● 連続写真撮影機能が削除。

● 動画画質は最大5Kから最大5.3Kに向上。

● 4K動画は60fpsから120fps 、 2.7K動画は120fpsから240fpsに向上。より高画質のスローモーション映像の撮影が可能に。

HyperSmooth3.0からHERO10でHyperSmooth4.0に強化され手振れ機能の向上。

レンズカバーの強化と撥水加工の向上

タッチスクリーンの感度や操作性が向上

GoProHERO9では起動時間約3秒に対し、HERO10では約2秒に短縮 。

暗所のノイズを軽減し、動画性能が向上

変わらなかった点

外観、サイズの変更がなかっため、バッテリーや保護カバーなどのアクセサリーはGoProHERO9と兼用可能

●大きなモードの変更、追加はなし。

購入のおすすめは!?

SNSではGoPro10の性能面に対して賛否両論であり、外観が変わっていないことや新たな機能の追加がなかったことに批判的な意見もありました。

iPhoneで例えると購入したい機種が見えやすくなります。

iPhoneはGoPro同様に毎年新作が発売されています。

2017年にiPhoneXが発売し、翌年にはiPhoneXSが発売されています。

「S」が発売する年は外観や機能面の大幅な変化がないためインパクトはありません。

内部のアップデート、機能の向上は地味に見えますが

重要なポイントの一つではないでしょうか。

現にGoProHERO10は、HERO9から『GP2』プロセッサにアップグレードされ、写真画質・動画画質・手振れ機能・操作時のストレス軽減など幅広い範囲の機能が向上しています。

購入に迷っている人がいるのであれば…

機能がアップグレードされて、約1万円高いGoProHERO10を選択するのか

充分な機能が備わっているが、約1万円安い型落ち機種のHERO9を選択するか

天秤にかけると選択しやすいです。

どちらを選んでも正解だと、僕は思います。

ちなみに私はHERO10を購入します。

●GoProHERO10

●GoProHERO9

最新情報をチェックしよう!
>「旅カメラblog」旅とカメラをテーマに素敵な話題を皆様に

「旅カメラblog」旅とカメラをテーマに素敵な話題を皆様に

本ブログは旅とカメラをテーマに楽しく素敵な話題を取り上げていきます。趣味を全力に趣味を楽しく!!