「EWWWImageOptimizer」はWordPressに画像を取り込むときに自動で圧縮してくれるプラグインです。
WordPressのプラグインは無数にありますが、「EWWWImageOptimizer」は導入の優先順位がとても高いソフトです。
当ブログでも開設初期から導入していましたが、100記事書いた現在、削除することにしました。
そこで今回は、「EWWWImageOptimizer」のデメリットとなぜ削除することに決めたのかを紹介していきます。
これから導入する人や悩んでいる方の少しでも役に立てると幸いです。
EWWW Image Optimizerとは… メリット
「EWWWImageOptimizer」は…
WordPressにアップロードした画像を自動で圧縮するプラグイン
WordPressには機能を向上させる様々なプラグインが存在する。
その中でも、「EWWWImageOptimizer」は導入の優先順位が高いと紹介されてます。
よく、『WordPressおすすめプラグイン○○選』には必ず入るほどです。
EWWWImageOptimizerが必要な理由
そもそも、なぜ「EWWWImageOptimizer」が必要なのか。
「EWWWImageOptimizer」はアップロードされた画像を自動で圧縮するプラグインです。
ではなぜ、画像を圧縮する必要があるのか…
画像は通常スマートフォンで撮影した写真は1~3MB、高性能なデジタルカメラは5~20MB、イラストでも100KB程度はあります。
文字に比べ、画像は容量が大きいのが特徴です。
そのため、容量の大きい・重たい画像をバンバンWordPressにアップロードすると、サイト全体の読み取りが遅延します。
サイトの遅延によりSEO(検索エンジンの最適化)に悪影響を及ぼします。
Googleの調査では、モバイルサイトで3秒以内にWebサイトが表示されないと53%のユーザーが離脱する(※1)ことが分かっています。
(※1)New research by Google has found that 53% of mobile website visitors will leave if a webpage doesn’t load within three seconds.
https://www.marketingdive.com/news/google-53-of-mobile-users-abandon-sites-that-take-over-3-seconds-to-load/426070/
検索流入は7~8割がGoogleから検索しています。
そのため、Googleに合わせて容量を最適化するのが良いです。
Googleは1ページあたり1.6MB(メガバイト)を推奨しています。
100記事書いた私も使用していた
当ブログの総記事は、約100記事で画像は約1200枚使用しています。
旅・カメラの魅力を中心に発信しているブログであり、比較的高画質な画像を添付しています。
そのため、無料の「EWWWImageOptimizer」を使用して、画像を自動圧縮していました。
100記事書いた結果…
ブログの読み取りの遅延が起きていました。
上の写真は「PageSpeedInsights」です。
「PageSpeedInsights」は、モバイル端末やパソコン向けのブログ・ページの速度パフォーマンスを確認することができます。
当ブログのパフォーマンスは49%まで低下していました。
改善すべき項目の中には画像に関する項目が3点ありました。
高画像の写真を自動圧縮していたからでしょうか。
そこで、原因を調査した結果…
EWWW Image Optimizerのデメリットに気づき、不要に感じました。
EWWWImageOptimizerのデメリット
それでは、本題の無料版の「EWWWImageOptimizer」を辞めた理由・デメリットを話していきます。
理由は上記の4点です。
① 圧縮性能が低い
最大の理由は圧縮の性能が非常に悪い点です。
上記で4つ挙げましたが、結局の理由は圧縮性能が非常に悪いです。
これは無料版の話なので、有料は高性能な可能性もあります。
左:フォト.1200×800.168KB 右:EWWWImageOptimizer.1200×800.224KB
左はフォトで編集、右は「EWWWImageOptimizer」で自動圧縮した写真です。
右は168KBに対して左は224KBと左の「EWWWImageOptimizer」の方が容量は大きいのに、画質の悪化が激しい。
「EWWWImageOptimizer」は自動で圧縮できるとはいえ、この圧縮性能の違いは見過ごせません。
② 色彩圧縮が悪すぎる
①の圧縮性能が低いデメリットの中でも特に色彩圧縮が最悪です。
before:lightroom.1200×800.353KB after:EWWWImageOptimizer.1200×800.186KB
先ほどの画像比較もそうですが、画質よりも色彩の悪さが目立ちます。
写真のイメージがかなり変わってしまいます。
③ 無料版では詳細設定ができない
無料版では詳細設定ができません。
設定できる範囲は、容量の上限を設定できることぐらいです。
そのため、画像サイズや狙った容量や画質にできないのがデメリットです。
詳細設定できないのが、画質や色彩の極度の悪化にもつながります。
④ 初心者は有料版を使わないこと
それだけ無料版が悪いのであれば、有料版の「EWWWImageOptimizer」を使用すればいいという意見もあるかもしれません。
企業や富豪の方はどんどん有料版を私用すれば良いと思いますが、ブログ初心者や個人でWebサイトを作成したい場合はおすすめできません。
ブログを取り上げて話すとブログのメリットは初期費用やランニングコストが低いことが魅力です。
圧縮ソフトにお金を費やすのはもったいないです。
おまけ:Webサイト・ブログの画像の重要性
・そこまで画像は重要なの!?
・それぐらいの圧縮レベルなら大丈夫じゃない!?
上記のような意見もあると思います。
当ブログは旅やカメラのブログを中心に記事を書いているため、高画質な画像は重要になります。
画像の重要性はWebサイトやブログごとで変化すると思います。
ただ、文字を主体とするWebサイトやブログにとって画像はサイトのデザインと想像性を高める重要なピースだと思います。
その画像が荒く色彩が悪いのは論外ではないでしょうか。
結論
〇「EWWWImageOptimizer」はWordPressに画像を取り込むときに自動で圧縮してくれるプラグイン。
〇「EWWWImageOptimizer」は最初に導入すべきプラグインと言われるが、個人的にはおすすめできない。
〇圧縮性能が低い、色彩圧縮が悪すぎる、無料版では詳細設定ができない
初心者は有料版を使わないなどの理由で「EWWWImageOptimizer」はおすすめできない。
〇画像はWebサイトやブログにとって重要なピースなので皆様も是非検討してほしい。